数字との格闘

 私、数字に強くないのです。
 今日は、会社で上半期の売上・利益予想というのをやっていたのですが、前回やったときと部と
して大幅に数字が違っており、その原因究明のため数字と格闘しまくりです。私、コンピュータシ
ステム関係の開発会社の営業をやっているのですが、技術者さんたちの働いた時間というのがその
まま原価として乗っかってくるために、予測がまったくつかない。
 これが例えば卸売業とか小売業であれば、原価に対する人件費の占める割合というのは非常に低
いのです(あくまで一般的に)。これが私のいる会社の稼業となると、原価のほぼ8〜9割が人件
費。残業を一人頭10時間やっただけで、大幅に利益予想がずれる。
 それを見越して9月末までの予想をするわけですから、こりゃー大変です。営業マンひとりひと
り原価を渋く見るか甘く見るかは違っているので、それが何人もいたら、積もり積もって何百万
も変わって来たりします。
 そのずれが果たして正しいのか、甘く見すぎていないか、現実と照らし合わせてどうなのかと
いうのを細かく追求するわけです。
 これは辛い。特に数字に強くない私なんかには苦行そのものでした。

 しかし、これだけ残業というものが利益に直接影響してくる稼業というのは、やなもんだな〜と
最近つくづく思います。
 利益を出すには残業を減らさなければならない。今は労働局とかの監視も厳しくて、サービス残
業を強制してると告発されたりする。だから、うまい仕事のやり方を模索して、利益の出る体質に
かわっていかなければならない。もしくは、もっとうまい仕事の取り方を考えなければいけない。
前者も後者も、通り一遍のやり方をしていたのではなかなかままならないもの。
 まぁ、どんな稼業であっても、そういうものを模索していく気概というのは必要なんだろうなぁ
と思う。組織としてうまくまわすための工夫。人間がたくさん集まると、仕事であろうと趣味の団
体であろうとそうなんだろうなぁ。

 大事なのは、目標に向かってベクトルを合わせて進むこと。その方法を常に模索しつづけること
なんでしょう。

 いやはや、まじめな話を書いてしまいましたね。