QC 〜話の腰砕け〜

 先日、QC(Quality Control)による問題解決手法の研修を受けてきました。
 職場の問題点など、身近なことをテーマにブレーンストーミングによるディスカッション
と結果の発表が主な内容。

 しかし、職場だったり、家庭だったり、身近な問題点というものは、ひょんなきっかけか
ら気づくものであって、改めて考えてみて思いつくことではないのですね。テーマの選定を
行う際に、思い知りました。意外と出ないもの。
 しかし、漫然と過ごしていると、その”ひょんなきっかけ”すら見過ごしてしまうことの
方が多いようです。常に問題意識を持ち、アンテナを張り巡らせること。これが重要なんだ
なぁと思います。これって、どんなことでもそうだよなぁ。
 例えば、飲み会の精算だって、そう。
 極端な例ですが、学生時代、「僕は自分の食べた分、飲んだ分しか支払わない」という
やつがいました。しかも、それをマネするやつがちらほら。私だって学生でしたが、社会人
の常識が原則割り勘なのは知っていました。ましてや、自分の飲んだ分だけしか払わない
なんてことは、常識外れもいいとこです。っていうか、それは飲んでて楽しいか?
 それ以前に、一緒に飲んでて気分悪かったです(しかも、人の頼んだものには手を出して
るし)。
 怒りに任せて書いてしまいましたが、ここでのポイントは、それに追随する者がいたとい
うこと。指摘する者がほとんどいなかったということです。観察力を持っていれば、あまり
飲み食いしないのに、きっちり割り勘の人もいるのです。そこでちょっと想像力を働かせれ
ば、飲み食いした分しか精算しない人のせいで、飲み食いしてないのに割り勘で払っている
人の負担が増えていることぐらいわかりそうなものでしょう。そういう観察力、想像力とい
うのが、「アンテナを張る」ということだと思います。
 ちなみに私は、常識外れの人々には優しく注意をし(「それはおかしくないか?」と絡ん
だ)、見せしめのために、必要以上にお金を出しました(「お前らの出した金、割り勘に足り
へんから、俺が出しといたるわ」とタンカを切って)。

 いやー、アンテナを張って、問題意識を持つって、大事ですよね?(爆)。

 こういうのを、話の腰砕けという。