誰でも一家言あるもんだ

 土曜日、大阪から友人が就職面接のため上京してきていたので、こっちに居る共通の友人と一緒
に遊びに行くことに。
 まぁ、金もないので東京の街をぶらぶら。久しぶりに秋葉原に行ったら、昭和通りの地下鉄出口
から、JRの方面まで連絡通路が出来てたり、その途中にヨドバシが建ってたり。ヨドバシが建った
のは知っていましたがあんな場所だとは思っていませんでした。

 もうかれこれ1年ぐらい秋葉原には近づいていなかったので、前の印象とはずいぶん変わったよ
うに思います。良く言えば垢抜けた・・・・のかなぁ。そう思うのは、多分街を歩く人に女性が増
えたからだと思うんですよね。飲食店や服飾店が並ぶ代わりに、電機とオタクの店が並ぶ繁華街と
いった様相。
 やはり女性(しかも小奇麗な)がたくさん歩いているとガラっと雰囲気が変わるものです。それ
と、電気街を歩く男性のファッションセンスもずいぶんと上がったように思います。昔は、
「あ、こいつオタクだ!」
っていうのが一目瞭然なファッションをした人が多かったように思います(電車男みたいなやつ)

 で、それが引き金となったのかはわかりませんが、かれこれ付き合いも5年以上にもなるのに、
一度も話したことのない「ファッションの話題」に。基本的にあまりファッションには金をかけ
ず、気にしていない風に見える人たちなので、今までそんな話にならなかったんでしょう。

 それがまた、話し始めたら続く続く。まぁ、「どこどこのブランドが好き」とかがあるわけでも
なく、「ブランド名なんか覚えらんねぇ」というタイプばかりなので、そういう方向性ではなく、
色の合わせ方とか、どんな形のトップスにどんなパンツを合わせるとか、そんな感じの抽象的な話
でしたが、信じられないぐらい話が弾みました。こだわりというか、どんなに気にしていないよう
な風に見える人でも、誰でも一家言あるもんだ、と感心した次第。
 そもそも、その人たちが「勝負をかけている」ファッションを見たことがないのが原因かもしれ
ませんね。ファッションだとか、笑いの好みだとか、いわゆる趣味嗜好に関する話題は、一度本気
で話すと面白いなぁ、と改めて思った瞬間でした。

 そこで無理やりまとめてしまうと、こういう新しい発見があるっていうのが、人付き合いの面白さ
なんだろうなぁ(苦笑)。