亡国のイージス 上 (講談社文庫)

亡国のイージス 上 (講談社文庫)

 いや、びっくりでした。久々に重厚だけど爽快な本に出逢えたな、といった感じがします。

 まぁ、自衛隊モノやら軍隊モノが嫌いではないというのは確かにありますが、自衛隊とい
うものを鏡に「責任回避する国民性」を描く、というのは俺にとっては新鮮でした。
 そういったメッセージ性や、ありえない国産スパイ組織の非現実性といったモロモロの要
素が鼻につく部分がありますが、基本的にはエンタテインメント。楽しませてくれます。
 上下巻、文庫で1000ページという分厚さですが、片手間に読んで1週間の勢いあるストー
リーが良かった。
 爽やかなラストが印象的。

 
 関係のない話ですが、最近酔いつぶれることが多い。なんだろうね。たぶん、俺が喋る
余地もないぐらい喋る人と飲んだりとか、あんまり慣れない相手と飲んだりする機会が多い
からだろうな・・・・・。自分が喋らないと、つい飲んでしまうみたい(^^;