はやくかえれた
今日は奇跡的に早く帰ってきました。
それがいいとも必ずしも思えない昨今ではありますが、晩酌などしつつ、日記を書いて
おるしだいです。
今日は、「歌うこと」と「物語・役者の感情を伝える」ことを同時にすることの難しさに
ついて、思ったことを書きたいと思います。
注:とてもつまらない話です(笑)
今、オペレッタに参加していることもあるのですが、オペラ、オペレッタ、ミュージカ
ルといった歌劇と呼ばれる類のものは、初見で全ての物語、全ての役者の感情を伝えるのが
非常に難しいものだと思います。
たとえば、「歌うこと」に寄った舞台の場合。
音の響き、ハーモニィを大事にしすぎると、歌詞(ストレートプレイで言うと台詞)が伝わ
るのを阻害してしまうのではなかろうか、と思います。
第二に、「物語、役者の感情を伝える」ことに寄った舞台の場合。
余りに感情を込めすぎた歌は、感情は十分に伝えるでしょうが、歌詞に込められた意味、
物語を引っ張っていく歌詞が十分に伝わりづらくなる。同時に、音の響き、ハーモニィを
台無しにしてしまうのではなかろうか、と思います。
このように、どっちに偏っても舞台と成功したとは言えないのが歌劇だと思います。
今、ガレリアでソリスト(には限りませんが)をしている人たちは、両方のバランスを上手
くとりながら、ひとつの舞台を作っているんだな〜、と改めて感嘆したしだいです。
「音楽」と「感情」。この二つの天秤を微妙に調整しながら、両方の力を最大限にアウト
プットのベクトルを伸ばす。う〜ん、大変だ。
でもだからこそ、やる価値があるんだよなぁ(^^)